4月に入り、だいぶ暖かくなってきました。
桜の開花するころには蝶々が飛ぶなど昆虫などの生き物の活動もみられるようになります。
そして初夏に向けて様々な生き物の活動が活発になる中、シロアリの世界の一大イベントともいえる
群飛の季節になってきます。
一般的に「羽アリ」といわれておりますが、これはシロアリの成虫が一斉に巣から飛び立ち巣分かれをする行動です。
これから4月の中旬から5月の下旬にかけて「前日雨が降って晴れた日」などの湿度が高めな朝からお昼にかけてゾロゾロと巣から羽アリが出てきます。
そして、オスとメスとのペアができたときに羽を落として新たな巣を作りネズミ算式に家屋への加害を拡大していきます。
※左写真⇒羽アリが出てきたところ
※右写真⇒つがいになり羽を落として地面を歩いているところ
写真をご覧いただくとお分かりのように羽アリの体は白くありませんが、普通にみられる地面を歩く黒アリとの見分けるポイントがございます。
①触角は白アリは直線状、黒アリはほぼL字型
②胴まわり シロアリはずん胴、黒アリはくびれて細い
③翅 シロアリは前後ともほぼ同じ大きさで羽をそろえて重ねるようにたたむ、黒アリは前羽と後羽で大きさが異なる
以上のポイントを押さえておくとほぼ判別できます。
また、黒アリの羽アリはほとんど夜に飛んで電灯の明かりなどに集まる習性があるので、昼間に羽アリが出た場合はシロアリがいることを疑ってください。
もし見かけたら弊社までご一報ください。