はじめに
シロアリは昔から家屋にとって大敵です。しかし、その恐ろしさは実際に被害にあわないとなかなか実感がわかないものです。シロアリによる年間の被害総額は火災によるものに匹敵するといわれております。シロアリについて
シロアリは見た目や女王アリを中心とした巣を作ることから普段見かける地面を歩くアリ(黒アリ)と同じ仲間のように見えますが、 羽の形や生長の仕方から分類上ゴキブリやカマキリの仲間に近い昆虫です。 日の当たる場所を嫌い普段は光の当たらないところで生活するため木材を食べるのも表面を残して材木の内側を食害するため目に見えないところで加速的に被害 が進行していきます。そのため、気が付くとかなりの被害になってしまっているケースがほとんどです。シロアリによる被害
- 蟻道
(一部の種類を除き)一般的にシロアリは乾燥に弱く直接風や日光に当たることを嫌います。このため土やシロアリから出る排出物などで土のトンネルのような通路を作ります。
ここから土中で水分を補給しながら木材への加害をしていきます。
- 蟻土
食害している木材の割れ目や、部材の継ぎ目などを埋めるように土を詰めていきます。
- 食害
先にも触れましたが、シロアリは木材の表面を残して内部を食します。